石灰消毒の効果とは?使用目的とその効果について

石灰消毒とは?どんな効果があるの?

石灰消毒がなんなのか、いまいちピンとこない方も多いのでは?

石灰消毒は、その名の通り石灰を使った消毒方法です。
粉末状の石灰に水を足して反応させて強アルカリの液体を作ります。

空気中を漂う様々なウィルス。
その多くは強い酸や強いアルカリの中では生きてはいけません。台所などで使う漂白剤や殺菌剤もアルカリ性が多いのもそのためです。

ただ、水と混ざった石灰が殺菌効果を発揮するまでには少々時間がかかります。

表面に多少振りかけても菌全てを取りさることが難しく、石灰は水に浸かって湿っている間しか殺菌効果がありません。

また、時間が経って乾燥してしまっても効果がなくなってしまいますが、濃度が濃い溶液の場合は、水で再度湿らせることによって殺菌効果が得られるようになります。

石灰にも種類があり、生石灰・消石灰・炭酸石灰がありますが、炭酸石灰はアルカリ度が低いため消毒効果は期待できません。

その点消石灰はアルカリ度も高いため、殺菌効果も上がるのでおすすめです。

石灰は消毒効果があっても防虫効果はない?どうすればいいの?

石灰は水と混ぜることによって消毒効果が期待できますが、実は防虫効果はありません。厄介な虫を退治するには、改めて薬剤の散布が必要になります。

消石灰を散布したからといって安心してはいけません。

根や株元を食べてしまうコガネムシの幼虫などはダイアジノン、地上の葉っぱなどを食べてしまうアオムシなどはオルトラン粒剤など、薬剤の散布をするなど使い分けることが必要です。

透明ビニールシートを使て熱消毒すると効果がありますが、害虫を退治するには時間がかかってしまいます。

石灰消毒は土の殺菌を行うだけなので、殺虫は別物を考えるしかないのです。

殺虫剤に抵抗感がある人もいますが、野菜の量や回数をしっかり守れば、野菜の影響なく安心して使用できます。

虫探しでストレスを感じるよりも、適度に殺虫剤を使って野菜を収穫する方が身体にも良いのではないでしょうか。

石灰消毒は鳥インフルエンザにも効果があるの?

「家畜伝染病予防法」という国が定めた法律があります。
その中には鳥インフルエンザが発生した場合の対処法の記載もあり、発生した時はこの規則に従って消毒しなければなりません。

その消毒用として使用されているのが消石灰なのです。

鳥インフルエンザが発生した場合は、まん延しないために感染した家畜を殺処分するよう命じられます。
処分した家畜は焼却か埋めることになりますが、数が多い場合は短期間で焼却することが難しいため、埋却の方法になります。

そして、発生した畜舎などすべての施設を消毒しなければなりません。
埋却の基準に関しては、埋却家畜の上に厚く消石灰を巻いて土で覆う、消毒の基準に関しても、生石灰に少量の水を加えて消毒するために散布しなければならないといった記載があります。

よくニュースで、鳥インフルエンザが発生した施設を白い粉を使って散布する様子が流れますが、こうした施工規則の定めに従って、鳥インフルエンザの消毒を行うために石灰消毒の方法がとられているからなのです。

水害で床下が浸水した場合も石灰による消毒が効果的?

心が痛む水害のニュース。
床下が浸水し、泥かき作業に追われる人々の映像が流れますが、水害が起きると石灰が飛ぶように売れるそうです。

それはなぜか。
大量に石灰を巻けば早く乾燥させることができるという話があるからです。

でもこれは実は間違いで、石灰は使い方を間違えると乾燥を逆に妨げてしまう事になってしまいます。

大量の石灰は水分の蒸発を妨げてしまうため、一時的には乾いたように見えても、湿った石灰が濡れたスポンジのように水分を吸ってしまうだけのことなのです。

石灰は乾燥が済んらまく、という使い方が正しいのです。

石灰をまいた半年後には回収するといいです。

生石灰は水を含むことで発熱するので消毒作業には適していますが、乾燥の為に使いたいのであれば消石灰にしましょう。

石灰を使う時は必ずマスクをし、吸い込まないように注意しましょう。

適量を使う事が環境にも人にも優しいということを覚えておきましょう。

苦土石灰の効果、使用量の目安、使い方は?

日本の土は酸性雨の影響で酸性よりですが、多くの植物は中性からアルカリ性を好みます。
苦土石灰はアルカリ性に傾けることができるため、土に混ぜることで酸性よりの土を中性やアルカリ性にすることができます。

植物の根を強くする効果もあるため、苦土(マグネシウム)は葉の葉緑素を形成するときにとても必要です。
それが欠けてしまうと根が枯れてしまう原因にもなります。

苦土石灰の使用量の目安は1㎡に一握りぐらい。
数値で表すと1㎡に100g ぐらいです。
この分量で苦土石灰を巻くと土がアルカリ性に傾きます。

土の状態を見ながら量を調節していくこともできますが、不安な場合は市販されている測定器で土のpHを計測するといいでしょう。

苦土石灰を撒いてすぐに植物を植えることができますが、一週間ほど置いてから植え付けた方が良いという意見もあります。

苦土石灰は扱いやすいものですが、被害が心配なら、一週間後あたりに肥料を混ぜ、もう一週間たったら植え付けるなど間を置くといいかもしれません。